目次
Point – 端的に答える –
この「ビジネススキル」シリーズでは多くの人にとって役にたつ基本のビジネススキルについて解説をしていきたいと思います。#2は「質問には端的に答える」です。
ビジネスコミュニケーションにおいては「質問(聞かれたこと)」に対して「端的に答える」ことが重要です。
端的とは、素早く核心に触れることをさすので、「端的に答える」とは、質問(聞かれたこと)に対して素早く核心を答える、ということになります。
Reason – 端的さを求められるのはなぜか? –
なぜビジネスにおいて「質問には端的に答えなければならない」のでしょうか?
その理由はビジネスではスピードが求められるからです。これは、#1「結論から話す」で解説した「結論から話さなければならない理由」と共通しています。
相手が結果にコミットするプロフェッショナルであればあるほど、感情ではなく、論理で考えるので、質問に対して言い訳や遠回しな表現よりも、端的な答えを望むようになります。
なぜなら質問に対しての「回答の結論」を得られないと、その先の議論に進めず、結果ビジネスのスピードが遅くなるからです。
Example – どうすれば質問に端的に答えることができるのか –
では、具体的に例を用いて「質問に端的に答える」とはどういうことか解説していきます。
上司Aさんから先週の広告施策のレポートを本日19:00までに作るように指示され、「できるか?」と聞かれたとします。
上司 Aさん
この質問に対しての【良い回答例】
私
上司 Aさん
この質問に対しての【悪い回答例】
私
上司 Aさん
- 【回答のポイント】
- まず質問に答える : 最初に、「できる」 or 「できない」で答えられているか
- ゴールを描く : 仕事を完了させるまでに何をすべきか整理できるか
- ハードルを解除する : 仕事を完結させるのに障害になるポイントを解除できるか
- コミットする : 上司から仕事を巻き取れているかどうか(上司が管理しなくて良い状態を作れているか)
質問には大きくYes, Noで答えられるクローズドクエスチョンと5W1Hで答えるオープンクエスチョンがあります。例のようなクローズドクエスチョンに対しては、まず「Yes」or「No」で答えてからその理由などを話します(PREP)。オープンクエスチョンに対しては、まず聞かれていることに5W1Hで答えます。「どこで・・・?」に対しては「場所」、「いつまでに・・・」に対しては「期限」のように、聞かれたことに対して結論から答えるようにしましょう。
Re-Point – 質問には端的に答える –
最後にもう一度結論です。ビジネスコミュニケーションにおいては、聞かれたことに答える、ことが重要です。
参考文献
この記事に執筆には以下の2冊の本を参考にしました。